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アロマテラピーについて

精油について

精油写真

精油は植物の様々な部位から抽出した香り成分ですが、植物中に存在している濃度と等しい形で抽出することはできません。精油は通常、香り成分が植物に存在しているときの約30倍から100倍以上の高濃度となって抽出されます。精油の成分は、植物中に含まれている香りの成分としての様々な化学物質であり、精油の香りはそれら
の化学物質が発しているものです。

精油はガスクロマトグラフィーという機器によって、成分分析をすることが可能です。精油には100種から1000種類くらいの成分が含まれています。おもな成分類は、テルペン類、アルコール類、エステル類、ケトン類、アルデビト類、フェノール類、オキサイド類、ラクトン類です。例えば、イランイランはアルコール類、エステル類、テルペン類、フェノールメテルエーテル類等を含んでいます。

又、このように分析された化学物質をたとえ精油の分析表通りに調合できたとしても、その精油とまったく同じ香りにはなりませんし、働きも望めません。ガスクロマトグラフィーによってすら検出できないプラスαの何かが、人工合成された香料には欠けているのです。命の妙ともいうべきプラスαの何かが解明されるには、まだまだ長い年月を要するようです。

精油は本来、植物が植物自身にとって必要なため、植物体内で作り出した有機化合物です。
精油は植物の芳香成分(香り成分)を高濃度に含有した揮発生液体です。その香り、色や粘度もさまざまです。花や葉、樹木、あるいは果皮や樹脂からと、抽出部位も多岐にわたります。

花穂 花穂と葉 花と小枝 針状葉と小枝
イランイラン
カモミールローマン
ローズ
ゼラニウム
ディードリー
ユーカリ
ペパーミント
メリッサ
ラベンダー クラリセージ
マジョラム
ローズマリー サイプレス
心材 果皮 木質 茎草 樹脂
サンダルウッド オレンジ
グレープフルーツ
レモン
ベルガモット
シダーウッド パルマローザ プチグレン フランキンセンス

植物は植物の代謝の過程で作り出され、貯蔵する器官も植物によって違います。
ラベンダー、ペパーミント、マジョラム、ローズマリー等のシソ科の植物は葉の表皮の表面についている油胞に精油を貯蔵します。オレンジやベルガモット等の柑橘系の植物は、果皮の内部にある油のうと呼ばれる器官に精油を貯蔵しています。

ところで精油は多数の有機化合物から構成されています。この有機化合物はほとんど実験室でつくること
ができますが、精油の中に含まれる無数の微量成分を全て作り出すことはできません。特に精油は同じ種類の植物から抽出したものでさえ、化学成分の独特な組み合わせから成り、その独自性を再現することはできません。一本一本の精油が絶妙のバランスを保った、自然からの贈り物なのです。精油の放つ香りは、自然からの優しいメッセージとして、私たちの心のひだに分け入っていくことでしょう。

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